2024年 02月 25日
アボカドのムースと魚介のタルタル |
こんにちは。
お陰様でラリベラは17周年を迎えることが
出来ました。
開業当時から唯一作り方を変えず作り続けている
"アボカドのムースと魚介のタルタル"です。
この料理に出会ったのは北イタリアは
ジェノバにある"トラットリア ダ フランカ"
での修行中です。
エミリアーノという名の当時僕と同い年の
ジェノバ人シェフがアボカドのムースを作っていました。
エミリアーノはオーストラリアのシドニーにある
レストラン"テツヤズ"の和久田哲也さんの
大ファンでした。
和久田さんの出した料理本を大切にしていて
その本の中の料理の1つがアボカドのムースでした。
ただそのまま作るわけではなくイタリア料理として
落とし込んだエミリアーノの作るアボカドのムース
を僕は好きでした。
さっぱりとした魚介(帆立やマグロ、海老、白身魚等)
とクリーミーなアボカドのムースと
エルバチポッリーナ(小ネギ)が三位一体
となった味わいはまさに最初の一皿にぴったり。
右が英語版(僕がフランカを辞める時に
エミリアーノがプレゼントしてくれました。)
左が日本語版
(日本に帰国したら書店にあって思わず購入)
アボカドは日本でも手に入るので
自店を出したら必ずやろうと
思ってました。
イタリアの伝統料理とかではなく
ちょっと変則逆輸入的な料理なので
この料理を紹介するのはこの度が初めてです。
アボカドは年間を通して安定して手に入り
作り方を変える必要なく17年も続けられたことは
今この激動な時代にとても稀有なことだと思うのです。
きっとラリベラの最後まで変わらずにある料理で
大切な料理の1つです。
(不定期ですが冬から初夏にかけて
5700円〜のコースよりお出ししております)
by lalibera
| 2024-02-25 17:35